Cuatrocientos Live with Young Song @ STB139

ずっとSTB139に行きたく機会を伺っていたのですが、東京発信ネオアルゼンチンタンゴというコピーと、ライブ前の観客達の行列と様子(期待感と高揚感)に期するところあって、飛び込みで、当日券を求めたところ、なんとか、滑り込みで、入れました。

そして、そして、、ああ、もう期待を完全に超えた素晴らしさに、もう呆然とする程、激しい感動と感激に包まれました。激情の一歩手前。何気に注文したパスタを食べる手が、完全に止まりましたから。あまりの美しさというか、深い感情を奏でるカルテット、トリオ、デュオ、五重奏。

会田桃子さんのヴァイオリン、ユンソンのチェロ、林正樹のピアノ、ベース、アコーディオン、3時間が一瞬に過ぎ去りました。タンゴって、こんなに哀しくて美しい音楽だったと、今日、私は初めて体験したのです。

メンバーはクラシック出身なのです、技術の秀逸性は、一聴して、わかります。それ以上に、彼女と彼等の集中した演奏は、この世のモノとは思えない程、奇跡的な時間でした。

Cuatrocientosとは、スペイン語で、400%の意味だそうで、メンバが400%の力を出し切るために、つけた名前だそう。STB139のキャパが埋まるか不安だったと、会田桃子さんは言われてましたが、そんな不安を吹き飛ばす、堂々たる演奏で、、観客は感激でした。スタンディングオベーションしても良かったのですが、まあ日本なので、控えめに拍手しました。

ユンソンのチェロも凄かったです。追っかけしたくなる程、奇跡的な演奏の連続に、私は酔いしれたました。ああ、こんな素晴らしいミュージシャンがいたとは。もう興奮覚めやらずです。

鬼気迫る演奏は、キングクリムゾンのレッドと肩を並べるほどだったのですが、御本人のブログを読むと、、もう死んでもいい程の充実なのですね。素晴らしい。早くアルバムリリースして欲しい。会田桃子さん、まじで才能ある。耳が肥えまくって、最近の音楽に飽きてた私が言うんだから、間違いない。この方、天才。神がかってます。