インターネットが社会に与える影響

インターネットとコンピュータは知的好奇心を刺激する情報が蓄積された分野という意味で、数学、囲碁、将棋、文学と共通項があると思います。ふと思い出したのですが、私がネットに会って、その可能性に衝撃を受けたのが、たぶん95年前後だったと思います。その当時、ネットはビジネスになるか、ならないかという議論が大真面目にされていて、しかもアマゾンは失敗する可能性があると、また大真面目に一橋大学経営学教授が言っていたところ、敬愛する山形浩生さんだけが、アマゾンが失敗したら、ネットの可能性が後退して困るんだと言われてました。

当時、Wiredを除くと山形さんがネットと経済と社会を語るたった一人の人だった?ので、本業の息詰るような閉塞感の下で、救いを求めるかの様に、私は彼の著作と翻訳書を読み耽って、何が起きつつあるのか、理解を試みたものです。時代は変わって、池田信夫氏、小飼弾氏、佐々木氏、その他はてな上の数名の人達の様に、ネットと社会の関係を語る人が増えたことは、私にとって、とても興奮することなのです。こんなに簡単にブログがアップ出来て、検索されて、オープンな議論が可能になるなんて、素晴らしいことだと、しみじみと感じております。

今日は、各種調査を進めるなかで、企画が複数生まれて、興奮的でした。ほんとにネットって、可能性と機会に満ちてて、楽しい。