20年振りのメトロポリタン美術館

私にとって最初で最後だったのが、1988年夏のメトロポリタンでした。ルーブルより冷房利いてて、過ごしやすいじゃん、程度の感想しかなかったのですが、、滞米も残り僅かな中で、やり残しの筆頭が、メトロポリタン美術館。行くしかないと。

これまでのマイベストは、フィラデルフィア、ナショナルギャラリー、MoMA、バルチモア、ボストンでしたが、規模的にはもちろん質的にもメトロポリタンが圧倒してました。言うまでもないですか?

凄かったのが、エジプトとローマの彫刻や壁画や遺跡。うーーーん、ジュリアスシーザーは味わい深い顔をしている。哲学的に見えるのは、自分にそのような先入観があるからだろうか??

更にモダンアートの充実振りも、目を瞠るモノがあって、充実度高し。ルネッサンス特集とかやってまして、見たい欲望がつい爆発してしまって、歩き回って、疲れて寝てしまったのは、20年前のルーブル以来。

翌日も再びメトロポリタンへ。アッパーイーストって、都市文化の頂点行ってるのでしょうか?マンハッタンと山手線内側は、面積同程度らしくて(ついでにパリもそうらしい)すると、マンハッタンの高層による高密度振りは、東京のずっと上。そこで、東京の高層化もある程度、正当化されるのですが、問題は、どうメリハリをつけるか。東京は迷路的なところが魅力だから、再び秩序なく、高層化するんだという説も、ある程度理解出来ますが、偉大な都市設計者による美しい街作りを、つい期待してしまいます。

マンハッタンは、Best Westernでも一泊300ドル弱なので、ちょっと頑張って、Westinに泊まってみました。370ドル。高いですよね。しかし、多少充実感があったような気がしないでもないと。