物語には癒し力がある

暇に任せて、読み耽りました。

吉田自転車 (講談社文庫)

吉田自転車 (講談社文庫)

はてな吉田戦車は、自転車繋がりと理解。自由人達のゆるい交流が羨ましい。


知的な痴的な教養講座 (集英社文庫)

知的な痴的な教養講座 (集英社文庫)

開高健 大人の味があります。あまり旧びておらず、楽しめます。説教臭くないところが素晴らしい。説教はよくない。なぜならば、説教する側が説教する時点で安全地帯にいるため、発言に緊張感がなくなるので。


燃えよ剣(上) (新潮文庫)

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

燃えよ剣(下) (新潮文庫)

燃えよ剣(下) (新潮文庫)

竜馬がゆく で新選組は思想なき殺人集団と描写されていたので、あまり興味なかったが、司馬遼太郎は好意と関心の対象でないものをわざわざ作品として取り上げないと知り、読んでみる。物語には癒し力あると痛感。細かな人間描写に強く惹かれる。落ち目の幕府で出世していく新選組の皮肉な運命に涙。命懸けで戦った男達の群像。


交渉力 (角川oneテーマ21)

交渉力 (角川oneテーマ21)

プロ野球の日米比較が面白い。日本のプロ野球界の後進性が浮彫りになる。自らの後進性を自覚することから進歩が始まると思う。


ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

3巻から面白くなると聞いて再開。まずまず。個人的にローマを理解したいという情熱あり。