今日とても感動したこと

twitterって、使い方がよくわからなかったのですが、話題性に惹かれてやってました。確かに緩いコミュニケーションで、メールとブログの中間的なメディアなのだと思います。そもそも、はてなのブログ上で、レッシグというキーワードで尊敬していた先輩のブログとtwitterを発見しただけでも感激だったのですが、再び尊敬している第一線ジャーナリスト(小飼氏は作家と言ってますが)を見つけまして、しかも私なんぞをfollowしてくださってまして(自動的にfollowする設定になっているのかもしれないのですが)、非常に興奮感激しました。というのも自立自律した個人がネットワークされて、気持ちよく仕事が出来る未来を幻視出来たからです。

もう一つ感動したことがあります。mala氏のウェブ進化論批判に関して、私はmala氏の発言は鋭いと思っていたのです。第一線の技術者から見れば、ウェブ進化論so what?な詰まらない本なのだろうと思います。DEC出身者からも同様の発言あります。しかし梅田氏の功績はコンサル出身のシリコンバレー広報担当として、ウェブを取り巻く現実を一般に広く知らしめて、ウェブについて議論する共通の土台を作ったこと、はてなを強くエンカレッジし続けていること、まつもと氏、茂木健一郎氏、平野啓一郎氏などと興味深い対談を続けていることなど、広報ナンバーワンとして活躍を続けていることです。mala氏のはてな入社も梅田氏の活躍なしには有り得なかった(もっとも他の場所で活躍しているでしょうけど)。しかし、それとウェブ進化論に対する正しい批判は、別のことで、ウェブ進化論を正しく批判した上で、次のウェブ進化へ進む必要があるのだと思います。

http://d.hatena.ne.jp/essa/20080212/p1

上のアルファブログに、同様の記述を発見しまして、強く共感した次第です。さて、私はmala氏の傑出した才能に強く惹かれてまして、是非、mala氏と梅田氏との対談や、mala氏と、まつもと氏、小飼氏、茂木健一郎氏、平野啓一郎氏、それと池田信夫氏との対談を見てみたいです。私は梅田氏を尊敬していますが、きっとmala氏の対談の方が、ラジカルで、面白いと推測中です。

補足しますと「罵倒から生まれる公共性」というよりも「正しく批判的であることが日本社会に求められるギリギリの局面もある=空気を読むより、事実と論理に基づく正しい判断が重要」と思ってます。英訳すると、critical reasoning とか critical thinking で言う critical というやつです、たぶん。


いきなり追記。論理とはディベートの例でわかるように、どちらでも勝ててしまう、論理をこねればどんな説も最もらしく聞こえてしまう、だから論理より重要な直観か何かがあると、今日どこかで見て、深い洞察に感動したのですが、私はあれをどこで見たのだろうか??