21世紀のフロンティアとしてのWEB空間に関する考察と展望

米国人のフロンティア開拓精神は、先住民と戦いながら、デンバーからロッキー山脈を越えて西海岸へ到達しただけでも大層なことですが、月まで到達して月面を歩いたというのは、やはりすごい事だと思います。この精神の延長線の一つは、今、無限の拡がりを持つWEB空間の設計、構築、制御へと向かっていることは間違いなく、米国人にとってWEB空間の開拓は国民性にマッチした試みだと思います。

このWEB空間の構築には、ソフトとしての日本語、その他言語と、それを支えるハードとしてのWEBアプリ、ブラウザ、プログラミング言語、PC(MPU, Chipset, OS, RAM, ROM, HDD and etc.)&携帯端末、ネットワークインフラ、プロトコル、サーバ、ルータ、スイッチ、DBなどから成るわけです。

従来のハードとソフトの区分に対して、WEB2.0以降は、
従来ソフトを、ハード技術に含めて、
新たなソフトとして、人間の営みそのものと、再定義しても、いいのではないかと感じてます。

小飼弾氏が鋭く指摘するように、全体最適は、部分最適の総和以上のモノ=広義の系(システム)が重要で、http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51009134.html 
日本語によるWEBの言説空間の充実と、それを支える技術の仕組みがあって、初めて、
フロンティアとしてのWEB空間を、英語、日本語、中国語、フランス語、その他、あらゆる言語で協調しながら競争し、開拓していくことになると確信しております。匿名と実名に関わらず、WEB空間は実空間と両立して、良くも悪くも実社会に多大なインパクトを与え続けるのは間違いないです。http://todai-ob.net/mailmag/20060901/


広義のシステムを充実させるには、政治家を選ぶ仕組みが重要で、米国での政治はオープンなDiscussionとDebateにより支えられています。オバマこそが究極のオープンソースだと言われているのは、驚くべきです。
http://japan.zdnet.com/oss/story/0,3800075264,20367078,00.htm

はてなは、プラットフォームとなることが期待されていますが、アニメとゲームは、はてな以外でも言説空間が充実するでしょう。私は、はてなに対しては、オープンソースを含むあらゆるコンピュータとインターネット技術、政治、経済、哲学、文学、衣食住などの充実を期待してます。これらソフトを、どのようにWEBアプリケーションでEncourageし続けるかが重要だと思います。